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ガイア幻想紀

SFCでENIXから発売されたクインテット作のゲームです。

ちょっと不思議な力を持つ主人公テムは笛を片手に
闇の力で姿を変えながら戦い進んでいくアクションRPGです。
仲間達と城から逃げて来たワガママ姫と壮大な冒険に出る訳なのですが、
その壮大さが、実在する遺跡の中を探検するというもので、不思議な謎めかしさとノスタルジーがあります。


まず、壮大さに相応しいゲーム全体の美しさ。
透き通る様な何処か民族的な懐かしい感じのする曲と
遺跡のそれぞれがちゃんと神秘的な雰囲気を出しているのです。


でも、何よりこのゲームの魅力は、
人間の文化、そしてエゴについて考えさせられるところだと思うのです。

旅で立ち寄る街も、それぞれの文化の違いがはっきりしています。
綺麗な街には裏の顔がある。
人身売買や奴隷制度なんてのがまかり通ってる世界。
悪いことをしていないのに勝手な人間に殴られたりする。
姫の可愛がっているペットが発展途上の村で食料になる。
↑こんなのすごくショックですよ!今まで仲間みたいに旅してたのに!
だけど理不尽なことも、人間の悪意や汚さも織り込まれているのに美しく調和してます。

一番心に響いたのは、仲間の一人が海の生き物に姿を変えた後。
主人公達は彼に対して「可哀想に…」と言葉をこぼす。
でも返って来た答えは
「人間で良かったと思ってるのは人間だけかもしれない」


冒頭に書いたように「闇の力で姿を変えながら戦い進んでいくアクションRPG」なので
戦闘自体もとっても楽しく(眠くならず・飽きず…)進められるところも大好き!
主人公の体は子供で武器が笛なので、闇の力で戦士フリーダンに変身。
フリーダンは強いけれど、ダンジョンを解くのに、主人公の笛の力も必要になる時がある。
話が進むともっと別のモノにもなれるのですが。
変身できるポイントが決まってて、それを利用しながらダンジョンを解いていくのです。
ダンジョンとしての謎解き。変身ポイントそのものへの到着へも少しだけ計算が必要。
うひゃー!思い出しただけで面白い!!!(笑)

エンディング、電源切りたくないぐらい素敵です。
シンプルかつ、あそこまで打ち抜かれるエンディングは他に無いと思っています。


Playしたことのある方はこのゲームが心のランキング上位にランクインしてる確率高いような気がします。
私ももれなくその一人です。